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Happy Holidays!

  • Keikoic
  • 2017年12月22日
  • 読了時間: 2分

気が付くと、ニューヨークはすっかり冬で、 ちょうど冬至、winter solsticeを越しました。ニューヨークで一番よい季節を言われる秋は、秋学期のミッドタームからファイナルに向けての佳境で、一年目の初学期を過ごしていた私は、街歩きを楽しむ余裕もありませんでした。紅葉をじっくり観察する前に、アパートから見える街路樹は、すっかり葉を落としてしまい殺風景になりました。その代わり、ハロウィンからこの方、通り沿いの住宅は、デコレーションを取っ替え引っ替え、催事毎に賑々しく変えて、今はクリスマスデコレーションで電飾がキラキラ光っています。そして、雪の日は、朝から除雪車や雪かきの音で起こされたりしています。

さて、季節の移ろいを振り返ってこのブログを書いているわけですが、この空白の時間に何をしていたかというと、私は、 Parsons School of Designの修士コースに在籍してDesign Studiesという学問を学んでおり、今学期は、

  • Discourses in Design

  • Prototyping

  • Aesthetics

  • Movement and Materials

という4つのクラスを取りました。

デザインって、簡単に(といったら実務家に失礼ですね)、というか、もっととっつきやすいものと考えていたのが、「学」となると、やはり真面目に学問なんですね。今学期を振り返ると、私は、恥ずかしながら、西洋流のアカデミアの土台にガツンと当てられてしまい、クラクラしていました。ベースの哲学ですね。すごく苦しみましたが、 以前にはなかった興味や関心や問題意識などが、自分の中でニョキニョキ芽吹きつつある感じで、こちらでの生活は想定外に学業漬けの毎日になりましたが、ファイナルを終えて、これはこれで面白い展開かもな・・・と思うに至っています。

ファイナルは、4授業とも個性が違うので、全く異なる課題とスタイルでしたが、最後猛チャージで書きまくりました。いつか、書いたことや学んでいることをシェアできれば嬉しいなと思うのですが、サマリーするとなるとまた一苦労なので、今はひとまず休憩します。これらのプロジェクトとリサーチには、「ブラジャー・プロタイプ」を作るのに、ニューヨーク在住の3名の女性にワークショップに参加していただいたり、「トラベル・ティーウェア」と題したリサーチペーパーでは日本の有田の窯元さんや県庁の方に取材に応じていただいたり、一学生のプロジェクトにも関わらず、多くの方に惜しみなくご協力いただきました。“リアル“なしには、陥りがちな机上の学問でしかないので、ご支援いただいた皆様のご厚意に本当に感謝しています。

私は明日からの賑やかな来客を心待ちにしながら、皆様にもHappy Holidays!

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